デザートはなぜ食後に食べるのか?

食後デザートの疑問

 唐突に質問ですが、みなさんはデザートをどんな時に食べますか?
「そんなの食後に決まっているじゃないですか?」という方は多いと思います。「デザートは食前に限る」と言った人を私はまだ見たことがありません。
なぜ食後に食べるのでしょう?冷静に考えるとちょっと変ではないでしょうか?
お腹がいっぱいのときになぜわざわざ甘い物を追加して食べるのでしょう?もっとお腹が空いてから食べたほうがおいしいのではないでしょうか?

東洋医学的に意外な回答

これは東洋医学的に説明することができます。

食事をした後というのは身体の一部分だけがとても疲労しています。
それは胃ですね。胃は食べ物を消化するためにさかんに動き、胃酸を分泌しています。この疲労した胃の好物は?と言うと実は「甘い物」なのです。
つまり、食事で疲労した胃を甘い物を食べることによって疲労回復させているのですね。
ということで食後に甘い物を少し食べることは東洋医学的に見れば良いことなのです。がんばってくれた胃に「ご苦労様」とねぎらうようなものですね。
また、消化吸収のために胃、小腸など消火器が盛んに働いていますが、主食の炭水化物はアミラーゼ酵素などによって分解され糖になってはじめてエネルギーとして使えるようになります。
しかし、糖はそのままエネルギー源になりますから分解してエネルギー化するまでの負担が小さく消火器を助けてくれます。

食後デザートの効果と注意点

しかしたくさん食べ過ぎてはいけませんよ(笑)。たくさん食べ過ぎれば結局胃の疲労はさらにふえることでしょう。
食後、甘い物を少し時間をかけて、お茶でも飲みながら食べる。そうすると精神的にも満足感を感じますね。その満足感が胃を休ませてもいると思います。

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本文章は鍼灸国歌免許資格者が書いております。

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