あまり理解されない食後の眠気のサイン
食後に眠気を感じるかどうかは健康度のサインになります。しかし、これまでこういった話詩をすると、受け入れない方が意外と多いので記しておきます。
多くある反応は、「食後は眠くて当たり前」というものです。軽く休みたくなるのは問題ないと思いますが、強度の眠気に襲われるのは問題ありです。周りの人を見てどうでしょうか?健康的な人は食後あまり眠そうにしていなかったりしないでしょうか?
もう一つの反応は、、食後に眠いのは低血糖、という話に「食後なんだから血糖値は上っている、低血糖にはなっていない」というものです。
食後の体内の意外な動き
食事をすると、通常は腸が食事の刺激を受けて、インスリンの先発分泌を促します。
血液中にブドウ糖が増え、それが過剰にならないようにインスリンが分泌されます。健康な人はこの先発分泌が効いて急激な血糖値上昇にはならず、ゆるやかな上昇を描きます。
しかし、これが不足していると、血糖値は急激に上がり、そのままでは危険なので遅れてインスリン大量放出、低血糖、それにより脳のエネルギーが枯渇し眠気が襲ってくる。
という流れです。この状態になると、血管に問題が出たり、老化促進、コルチゾール分泌により副腎疲労の原因になります。
これに大きく関わっているのがインクレチンというホルモンです、これは食事の刺激で腸内から産生され、インスリンの分泌を促します。
インクレチンが適切に分泌されていれば食後の眠気はなくなるでしょう。
食後眠気改善のためにできること
ではどうなれば改善するのかと言うと、このインクレチン分泌が少ないと言うことは腸内の状態が良くないことが想像できます。腸内環境の改善、肝機能の改善、胃液の分泌改善などが重要だと思います。
まだあまり解明されていないようですが、腸粘膜の保護のための食事や、肝機能改善などは重要だと思います。
腸を荒らしてしまうものはあまり摂らないほうが良いと思います。